━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━          ◇◆◇ 2006葉月のコラム ◇◆◇       ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ *すごい暑さですね。私の外来スタイル夏の定番は、首の後ろをタオルで冷や  す、です。  一生懸命身を乗り出して傾聴をしたり助言をしていると、ついつい身体の中  から熱くなってきます。  しかもこの熱さですから、血圧が一気に上昇しているのを実感する程です。  どちらかと言うと血の気が濃い質ですから、この暑さの中では加速が増しま  す。  そこでおばあちゃまスタイル。頚動脈を冷やすは熱中症にも良く効きます。 *産業カウンセラーの方々を見ていると、とにかくよく勉強をします。心理職  を希望する方の特徴なのか、本当に頭の下がるくらいに勉学を積んでいます。  これでもか、というくらいにです。と同時になかなか最初の一歩が出ずらい  タイプが多いようにも感じています。  藤井ゼミ生には、頭でっかちにはならないように!100冊の読書よりも、  ひとりのカウンセリングから学ぶことの方が絶大!と言い続けています。な  かなか現場へ出たがらない方々の口癖は、まだ知識が足りないから一杯にな  ったら現場に挑戦したい、です。  自己満足の学びなのかな、とも思う時もあります。 *本当の学びとは何なのでしょうか。私は人の役に立ってこそ真の学びである  と思っています。現場で、はらはらドキドキしながら実力の無さに打ちひし  がれながら、だから更に学ぶ、その繰り返しが血肉となっていくと痛感して  います。  実際、私自身は資格を取得してからのほうがはるかに多くの本を読破してい  ます。また更年期が出始めている年令であっても、どうしても知りたいとい  う意識が記憶を鮮明にしてくれるような気がして、すいすいと知識が入って  記憶されていくように感じています。 *講義で知り合った有資格者の方々から、どんな本を読んできたのですか、と  いう質問をよく受けます。コラムとは別に、後日メルマガで一覧を送ります  ので、資格当初の参考にしてみて下さい。  他にこの夏、感銘を受けた本を提示しますね。  ・新講社  斎藤茂太 著 「こんな会社やめてやる!と思ったら読む本」   精神科医でもある斎藤先生の著書は私の愛読書のひとつです。   題名がいい!でしょ。   日本ペンクラブ名誉会長でもあられる人徳ある先生の文章は、いつ読んで   もストンと懐に落ちてくる、単刀直入の納得のいく逸品です。がんばろ、   といつも思います。   ⇒アマゾン http://tinyurl.com/nf3ll  ・新潮社  山田豊文 著 「細胞から元気になる食事」    杏林予防医学研究所所長の山田先生の著。あなたを活かすも殺すも食べ   方次第!   マゴワヤサシイが理想の食事、ファスティングでリセット、栄養が心も   支える等々ドキッとする内容満載です。現場で保健指導に役に立つ知識   がめ一杯です。   ⇒アマゾン http://tinyurl.com/nbf9p  ・講談社  傳田健三 著 「大人も知らない プチうつ気分とのつきあい方」   北海道大学助教授で日本ではまだ数少ない児童思春期精神医学を専門と   する精神科医の傳田先生の著。中高生向けの本ですが、中身は精神分析、   認知行動療法、アサーション等、今の精神治療が分かり易い言葉で解説   されている名著です。   ⇒アマゾン http://tinyurl.com/ovbhx ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━