━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━         ◇◆◇ 共に、生きる ◇◆◇ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  *あの日から、365日。でも、被災された方々の時は、止まったままです。  臨床の現場で“時間薬”という言葉を使ってきましたが、あの日の悲劇には無力です。  何とか、との思いは1年前より強く、自分が今できることをしながら、つながり合いな  がら、まだまだ深い悲しみの渦中にいる方々と共に生きていきたいと思います。  東北の方々に教えて頂いた「日本人」を再び奮い起こしながら、命の対話を続けていき  たいと思っています。                               黙祷  2012・3・11 *一昨日、今年も産業カウンセラーの合格発表があり、多くの志を持った後輩達が誕生し  ました。どうかその初心を忘れないでいただきたいと切に願います。  大震災を受けて、更に社会不安・経済不安の中で、産業カウンセラーのニーズは年々高  まっています。当方藤井純子OFFICEでも、今年に入り2月までに既に3事業所と新規  顧問契約をさせていただきました。  企業における年1回の健康診断と同様にメンタルヘルスケアの義務化に向け、労働安全  衛生法の改正の動きの中で現場からの切実な要請です。  「これまでは社員に産業カウンセラーの資格を取らせて自前で対応してきたが、身内で  はなかなか難しく限界があった。多様化するうつ病社員や他の様々な精神疾患への対応  そして復職支援の難しさから、やはりプロに任せた方が良いとの判断になった」  「他の心理職にお願いしていたが、何の改善も効果も出ないので、実績のある評判の良  い専門家へ顧問を変えたい」等々伺いました。  私は、これらが正に今社会が産業カウンセラーに求めている本質だと痛感しました。  仕事は結果です。心理職と言えども費用対効果を求められます。  産業という冠がついた我々は、産業界の中で明確な結果を出していく使命があります。  社会が厳しい情勢の中で、更に要求は高くなってきています。そのニーズに、産業カウ  ンセラーとして的確に対応していくだけの実力をどう持ち続けていくか。いかに臨床を  積み上げて研鑚を継続していくかに尽きます。社会では、本物しか残れないのです。 *今年も4月〜実践講座藤井ゼミを開講致します。  ご要望にお応えして土・日の他に平日も講義を行います。  内容も年々バージョンアップしており、更に社会の要請に即応したカリキュラム2項目  も追加しました。→・職場における災害時のこころのケア方法           ・人員整理に伴うメンタルヘルス上の注意点  開業以来10年、臨床経験25,000件を経た藤井が直接指導します。机上の概論では無く  厳しい産業現場で信頼を得た者だけが、責任を持って申送りできる内容となっています。  社会に有能な即戦力となる産業カウンセラーの育成に、全力で臨んでいく覚悟です。