━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━           ◇◆ EAPもMAPも重要 ◆◇ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ *今月、私の元に届いた経営者からのメールがここにあります。  ○「いつも大変お世話になっております。    日頃におきまして藤井先生のカウンセリングに会社運営上、非常に助けられて    おります。心より感謝申し上げます。    着任された時に、メンタルヘルスは経営マネージメントだと言われましたが    正しく実感しています。」  ○「いつも大変お世話になっております。    一昨日はありがとう御座いました。    また弊社各事業所でのカウンセリング、ありがとう御座います。    先生からの総括申送りを聞くたびに、雇用の難しさ・人材教育の難しさを    痛感しております。今後とも引き続きご指導をお願い致します。」  いずれも上場企業の代表取締役と専務取締役からのメールです。 *顧問先への月次訪問時に、私は社員へのメンタルケアと共に役員との面談を行って  います。中にはカウンセリングになる場合も多々あります。  当初は初めて導入するメンタルヘルスに、御社はどうなるのかと不安視していた役  員達も、年々効果が目に見えて表れてくると、私が訪問する日程には必ず役員の誰  かがいらっしゃるようになり面談をさせていただいています。  そして実感するのは、経営者こそカウンセリングが必要だという事です。 *EAPとはEmployee Assistance Program の略で従業員支援プログラムのことです。  企業や団体の従業員を対象としたカウンセリングサービスとして、1960年代にアメ  リカで発展しました。日本でも1980年代終わり頃から浸透し、近年では健康増進や  法令遵守・組織的なメンタルヘルス対策の推進等、様々な目的でEAPを導入する  企業が増えています。  そしてMAPとは対象が従業員ではなく、Manager=経営者を対象とした支援のこ  とです。 *振り返ると私は、大卒後キャリア34年の中で18年は経営幹部であり経営者でした。  今では“情報”も加わりましたが、経営資源の三大要素と言われる“人・物・金”  に散々苦労し、社会の厳しい洗礼を受けたことも度々ありました。  だからでしょうか。  経営者の圧倒的な孤高感やジリジリする苦しさや辛さが身に染みてわかるのです。  あの時の過酷さは、この時の為にあったのかと思う場面もあります。 *実体験から発する受容と共感は、人の魂を動かします。  日々一時も緊張の途切れが許されない経営者へのカウンセリングを、これからも私  の使命として行っていきたいと思います。そして、MAPが出来る産業カウンセラー  であり続けたいと思っています。